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ガレージライフにまつわるblogを書き始めてふと見返してみると、車いじり記事ばかりになっていることに気づいたので、ガレージの顔とも言えるオーバースライダーについて書こうと思います。
ガレージについて設計士さんと打ち合わせで、まず中に入れる車やバイクなどの種類、台数や広さなど含め、色々話をしながら決めていきました。
色々というのは、自邸にインナーガレージを持つ設計士さんと私が車やバイクの話を間に入れるので、話がお互い途中で脱線しすぎてなかなか進まない進まない。
結局、家の設計に1年くらいかかった気がします・・・。
自宅のガレージは車が並列に2台止めることができるようにするという前提で計画を始めました。
さて、ここからガレージドア選びが始まります。
ガレージドアの種類
ガレージが欲しいと思う人は少なからず、オーバースライダーを思い浮かべると思います。
私もその一人です。
開閉用ドアにはいくつか種類がありますが、オーバースライダータイプ以外には、巻き取り式のシャッタータイプ、跳ね上げ式のタイプ、手動なら開きドアタイプなど色々あります。
それぞれのタイプで長所、短所がありますが、本場アメリカで多く採用されているオーバースライダータイプは、開閉スピードが早いことやパネルの意匠種類の豊富さなどから多く採用されているのだと思います。
デメリットは、開閉した状態だと、天井の照明などを遮ってしまうと言う点でしょうか。開けっぱなしと言うのが多くない場合は、デメリットにはならないですが、こういった点も検討しておく必要があります。
採用したオーバースライダータイプとサイズ
ちなみに自宅に採用したのは、フラットなメタルタイプの電動オーバースライダーです。
横長のパネルが4枚で構成されているタイプです。
幅はW5550mmと車2台が並列に出し入れするのにも無理のないサイズ。
オーバースライダータイプと決めても、さらにパネルの素材は大きく木製か金属製の二つに分けられます。
設計士さんからは、写真のようにガレージの周りを木製のパネルで仕上げるなら、パネルも同じ素材の方が組み合わせがいいよ、とアドバイスを貰いました。
しかし、車2台を入れる幅に対応しようとすると、木製のパネルでは重量が非常に重くなります。
さらに、自然の材料を使うため、南向きのガレージは直射日光による経年劣化により塗装などのメンテナンスが必要な事。
また、自宅は準防火地域の為これに対応した、木製パネルはメーカの中でも種類が限られ、高額の見積もりでした。
このため、自宅のガレージドアはメタルタイプを採用しようということになりました。
ガレージの外壁のグレー色と合わせる形で、フラットなパネルを採用しているREMCOのガレージドアを採用しました。
オーバースライダーを探してたら、まさかのREMCOになった
REMCOとさらっと書いていますが、当初、我が家のガレージドアがREMCOになろうとは全く想像していませんでした。
ガレージドアでREMCOと聞けば、自動車メーカーでいえばレクサスやポルシェのような高級メーカー。
豪邸に使われるやつで、良さげだけど手が出ないよねと、さらっと諦めていたメーカーです。
ガレージドアの種類をある程度絞り始め、「メタルタイプの表面フラットなタイプ!」で良いのないかなぁと、ネットで探していたところ、アイエムドアという住宅設備を幅広く扱うHPでなんとなくいい感じのを見つけたんです。
後日、設計士さんと打ち合わせ時に、これどうですかねぇとネットから見つけた一つのガレージドアのHPを見せ、価格表も見ながら予算的に行けるかなぁなんてゴニョゴニョ・・・。
見積もりを取ってもらうと、数日後、マサカの「REMCOなんだけどコレ!」と設計士さんから回答。
REMCO!!いやいや、なんでREMCOなのよと私。
しかし、REMCOのHPを見に行くと、色々写真が似てるねぇとなり、設計士さんと二人で、これ良いの見つけたんじゃないと盛り上がりました。
価格は安くないけど、なんとか予算内に収まりそうだし、海外の製品を取り寄せて何か不具合があった場合のことを考えると、やはり国内のサポート体制がとれているメーカー品の方が良いです。
この点は後で理由など書いておきます。
初めにドアを何にするか、ガレージを立てる時に決めるのは、オーバースライダーに限らず、設備の価格としてガレージドアは高額な為、後に予算が足りなくなり大幅な変更とならないように、譲れない高額な設備のものから決めていくという理由です。
ガレージオープナー開閉ユニット
さて、ガレージドアが決まれば他に必要なのは、ガレージドアを開閉する電動モーターユニットです。
国内のオーバースライダーのメーカーは、ガレージドアとオープナーをセット商品として販売しているところが多いです。しかし海外、特にガレージの多いアメリカでは、ガレージドアはドア屋さん、オープナーとは別々で販売され好きなのを組み合わせるという仕組みらしいです。
オープナーのメーカは、アメリカのLiftMaster社、ドイツのMarantec社が有名どころ。珍しいなと思ったのは、工具メーカで有名なRYOBIもオープナーを出しています。
LiftMaster | Garage Door Openers, Remotes &Accessories
Antriebstechnik für Privat- und Industrietore | Marantec
海外の電動オープナーは結構最近のIoTに対応して、だいぶ先を言っています。
リモコンで開閉をするだけでなく、自宅から離れたところでスマホからドアが開けっぱなしになっていない確認したり、遠隔で開閉したりと。
はたまた、監視カメラと連携して、配送業社さんが来たらガレージドアをちょっと開けて荷物をガレージの中に入れてもらうなんてサービスも展開しています。最近置き配を私も使っていますが、日本だから安心なのか、ガレージの中に入れてもらおうは海外ならではの発想かもしれませんね。
REMCOのガレージドアにセットとされているのは、Marantec社の製品になります。
両サイドにLEDの照明があり、ガレージの開閉時に照明がしばらく点灯します。ただあまり明るくはないので、真っ暗にはならない程度です。
このオープナーのいいところは、開閉スピードと静粛性、スムーズさがあり頭いいところですね。
特に、ソフトストップ機能が付いているので、閉まる手前でゆっくりとなるところなど、見ていて気持ち良いです。
車で帰ってきて、スイッチを押してからバックの準備をしている間にドアが開閉しているので、待ち時間もなくストレスがありません。Marantec社のオープナーはオススメします。
リモコン&操作パネル
オープナーの操作するリモコンは写真のように、キーホルダーくらいのサイズです。
あとは建物に固定して操作するスイッチのような操作パネルをメインで使っています。車の中には白いリモコンをサンバイザーに取り付けるクリップが付属しているのでこれで挟んだりできます。
基本的な機能はオープナーによる開閉なので、これでことは足りています。
リモコンはポケットに入れていると、ボタンを誤操作することもあるので、3秒長押ししないと開閉できない設定に変更しています。
オーバースライダーまとめ
- ガレージドアは中に入れるものを決めてから選ぶ
- オーバースライダータイプは高額な設備となるので、予算枠の確保は早い段階でする
- よく探すとREMCOの製品も手の届くところ範囲になるかもしれないので、諦めず候補に入れてみる
- メンテナンスが必要となるので、国内メーカーの製品が後々助かる
オーバースライダーに付いていかがだったでしょうか?
メインの物だけにこだわりたい一つですね。
ガレージのイメージを決めるものでもあるので、自分の気に入ったものを選んでいただければと思います。
参考:オーバースライダーは国内メーカーをオススメする理由
私が国内のサポート体制がとれているメーカーを選んだ理由として下記の事があったので箇条書きにしておきます。
- ガレージドアは可動する製品のため、10年くらいに一度メンテナンス、調整が必ず必要になる
- 引き渡し後、リモコンが正常に動かない為、交換してもらうためリモコン部品発注
- ガレージドアの位置がちょいずれで停まってしまう現象発生で2度調整出張依頼。
- 隙間のパッキンに不具合、パネルを外しての大掛かりなメーカーさん修理
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